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有料老人ホームの選択、「必要資料と入手先」のまとめ。


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さて、これまでみてきたとおり、インターネットや紙ベースで調査のための資料をいくつか、入手できたことになりますね。

これにさらに追加して、自分なりに工夫して、生の口コミ情報なども収集していくことになります。

口コミ情報については、候補となる有料老人ホームについて同じような評価をする声が複数得られた場合などは、その情報の信憑性もぐっと高くなってきます。

しかし、口コミ情報はあくまでも個々人の主観にすぎないことをよく踏まえて、過度に信じすぎないよう、注意して接する必要があります。

候補先となる有料老人ホームが建っている土地に住む近隣の住民らに話を聞いてみたり、その地域の地域包括支援センターなどを訪ねて事情を説明し話を聞いてみると、思わぬ情報が得られる場合もあるでしょう。


ただし、地域のケアマネジャーなどに相談してみるのもよいのですが、彼らとて決して、地域の介護施設の運営や内部事情など、すみずみまで熟知しているわけではありません。

有料老人ホームの評価と紹介が、彼らの専門業務というわけではないのです。

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また、特定の有料老人ホームの営業マンがホームヘルパーなどに紹介を依頼している場合もありますので、過度にそれらの情報によりかかってしまうのは考えものです(これについては、有料老人ホーム、ネットの「口コミ」をうのみにしない。もあわせてご覧ください)。

あくまで、複数のルートから情報を収集した上でいろいろな角度から中味をチェックし、本人や家族ともよく話し合ったうえで、最終的に判断を下す必要があります。


公的機関による情報と、その施設のホームページや広告・パンフレット、または他の第三者情報や口コミ情報などと、照らし合わせたり比較したりして、自分なりの情報収集スタイルを作りあげていくようにしましょう。


最後に、これまで述べた「収集したい資料と入手先」をまとめておきます。


 ・近隣の老人ホーム一覧リスト(市役所の高齢福祉課などから入手)
 ・介護サービス情報公表システム(インターネット)
 ・施設のホームページ(インターネット)
 ・「老人ホーム口コミ情報サイト」等の関連情報ページ(インターネット)
 ・重要事項説明書(直接、ホームに請求)
 ・財務資料や経営数値の推移(ホームに請求。一部はインターネットも可)
 ・パンフレットなど、施設の資料(直接、ホームに請求)
 ・老人ホームの探し方に関わる参考書籍(書店で探す)
 ・地域の参考情報/口コミ情報を積極的に入手(市役所の高齢福祉課・福祉事務所・地域包括支援センター・ケアマネジャー・民生委員・近所の入居者を持つ家族など、間口を広くとって情報収集)


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