有料老人ホーム、ネットの「口コミ」をうのみにしない。
介護保険の発足以来、急激に増えてきた有料老人ホームは、2006年の改正老人福祉法により有料老人ホームの届出要件がぐっと緩和されたこともあり、ビジネスとしての間口が一段拡がることになりました。
そのためここ数年、行政も数を把握しきれないほどに、新興不動産会社などが有料老人ホーム経営に次々と新規参入してきています。
その中には、成約のためにはトラブルもいとわない悪徳業者も多く含まれているようで、国民生活センターなどにも被害相談がいくつも寄せられています。
このような状況では、どうしても入居選定をする側が、しっかりした情報観察眼を持たなければなりません。
とりわけ注意していただきたいのは、「特定の情報源に寄りかかりすぎない」ということです。
たとえば、インターネットの口コミ情報サイトなどにおいては、「有料老人ホームの介護現場の実態」などの内部情報も書き込まれており、うまく活用すればそれなりに有益であることは確かです。
かといって、口コミ情報だけに大きく寄りかかって入居施設を決定することはやはり危険であると言わざるを得ません。
誰でも書き込めるようになっている、ネット上の有料老人ホーム関連情報掲示板においては、ホームの営業マンが入居者の家族になりすまして、ライバルとなる有料老人ホームの悪口を書き込んだり、また自分のホームをほめちぎることでそちらに誘導しようとするケースも、実際にあると言われています。
また「体験入居」についても、見学コースをあらかじめ固定し、都合のよい場所しか見せようとしない施設もあります。
しかも、ホームの担当営業マンと施設長との間で、十分に打ち合わせとリハーサルを行い、人員配置も特別にその日だけ手厚くするなどして、あたかも常日頃からそのような介護がなされているかのような「演出」をする、悪徳ホームなどもいまだにあるとのことです。
入居を希望する側としては、なかなか油断がなりませんね。
介護付有料老人ホームの選定、悪徳業者にご注意。に、続きます。
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